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予防歯科

FOREVER

平成29年に日本で行われた歯科疾患実態調査での80歳の平均残存歯数は約13本で、世界でもっとも予防歯科が進んでいると言われているスウェーデンの約21本と比べると大きな差があります。通常、歯は全部で28本ありますので、日本では80歳になるまでに半分以上を失っているということですから、これは由々しき事態です。歯は20本あればおよそどんなものでも食べられると言われているため、80歳で20本の歯を残すことを目標とした8020運動が行われています。日本ではこの運動の甲斐あって、平均残存指数や8020達成者数も増加傾向にあり、日本にも予防歯科の機運が広まりつつありますが、まだ十分とは言い切れません。食べたいものを食べ、不自由なく会話を楽しむ「健口」な状態でいるためにも、予防歯科は重要なのです。

いとう歯科クリニックの予防歯科

予防歯科に対する考え方

従来、日本における歯科医院は、「悪いところを削って詰める」「痛くなったら行く」ところでした。日本には国民皆保険という制度があり、この保険制度は病気を治すためにしか使うことはできません。そのため日本では「予防」に対する知識や観点が発展しなかったのです。これに対し、歯科治療が全額自己負担で行われる欧米諸国では、歯科医療費削減のために「歯が悪くならないためにはどうすべきか」に重点が置かれるようになりました。これが欧米諸国と日本の歯科医療に対する考え方の違いです。

THOUGHT

予防歯科はなぜ重要か?

近年、日本でも予防を大切にしようという考え方が広まってきました。その理由は「健康寿命」という考え方にあります。健康寿命とは、生活に不自由なく自立して暮らせる期間を指します。歯がたくさん残っている人とそうでない人の間には、この健康寿命に大きな違いがあることが分かってきたのです。歯がたくさん残っていると、何でも食べることができるため、食欲や栄養状態の維持に役立ちます。運動においても、歯が残っていると食いしばったり噛みしめて力を出すことができますが、歯がないとそれもできません。また、「噛む」という行動は想像以上に複雑な運動のため、それを継続するだけでも脳が活性化し、脳血流量が増え、認知症の予防になるとも言われています。歯が失われてしまうと、このような恩恵を受けることができなくなるため、予防歯科を活用し、自分の歯を守ることが、自分の身体や人生を守ることに繋がるのです。

IMPORTANCE

予防歯科に欠かせない
メンテナンス
FLOW

予防歯科で大切なことは「歯科疾患にならないこと」です。そのためには、定期的に歯科医院に通い、メンテナンスを受けることが必要です。ここでは予防歯科では欠かせないメンテナンスをご紹介します。

  1. 問診

    お口の中で変わったことがないか、違和感を感じたり異常を感じることがないかを伺います。

  2. 検査

    歯周病や虫歯がないかをチェックします。必要に応じて歯茎の検査やレントゲン写真の撮影を行います。

  3. ブラッシング指導

    歯磨きの仕方についてアドバイスを行います。予防歯科の主体は歯ブラシによる毎日のホームケアです。

  4. クリーニング

    お口のクリーニングを行います。ご自身のセルフケアでは取り除くことができない歯石やプラークを除去します。

PMTC

予防歯科において非常に有効な手段の1つがPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)です。歯の表面は飲食物によって毎日影響を受けており、それが積み重なるとデコボコになってしまい、プラークが付着しやすい環境になってしまいます。PMTCは歯の表面についたプラークを取り除き、歯の表面をつるつるに磨き上げる処置です。プラークを落として虫歯や歯周病のリスクを軽減するだけでなく、歯の表面を滑沢に仕上げることで、再付着を防ぎ、長期的な歯科疾患の予防に役立ちます。

PMTC

歯周病は細菌感染が原因です CAUSE

歯周病は歯周病菌の繁殖が原因の細菌感染症です。歯周病菌自体はほとんどの方が保有しており、口腔常在菌の1つと言われていますが、磨き残しなどがあると急激に増殖し、内包される毒素によって歯肉に炎症が起こります。そのため、歯周病の進行は歯周病菌の繁殖や存在によってある程度推測できるのです。

位相差顕微鏡

位相差顕微鏡は歯周病菌を直接見ることができる特殊な顕微鏡です。歯周病菌の中には、特に悪さをする菌がいます。それらは特殊な形をしているため、位相差顕微鏡で確認された場合は、たとえ歯周病の症状がなかったとしても、今後悪化する可能性があるためさらなるクリーニングなどが必要です。当院では位相差顕微鏡を活用し、歯周病予防に役立てています。

お子様の予防歯科

シーラント

生えたての永久歯や乳臼歯は噛み合せる面の溝が深く汚れが溜まりやすいため虫歯になりやすい環境です。当院ではそのような部位にはシーラントをおすすめしています。シーラントはフッ素を僅かに放出し続ける特殊な材料を歯の表面に詰める治療です。保険診療内の処置で歯を削ったりする必要はないため、小さなお子様でも安心して受けていただけます。

フッ素

乳歯や生えたての永久歯はまだ弱く、虫歯になりやすい性質があります。フッ素は歯の表面のハイドロキシアパタイトを強化し、虫歯に強い歯にする効果があるため、虫歯になりたくないお子様におすすめの処置です。保険診療でも行うことができますが、より高い効果を求める方には、専用の容器を使ってより効果を高めたフッ素トレーもおすすめです。 小児歯科の詳細はこちら